残念な事に「心と身体の悩み」に上手く対応出来ずにいると状態が慢性化します。

 

ストレスの渦から抜け出せなくなるのです。

 

ストレスとは外部からの刺激などよって体の内部に生じる反応のことと定義されています。

 

では体内で何が起こってるかというと、ストレスを感じた時に偏桃体という恐怖や不安を感じ取るセンサーが反応します。

 

遡ると古代私たち祖先が、生死に関る判断を迫られた時に戦うか、逃げるか即座に脳から身体に指令を出す必要があったわけです。

 

現代においてはそのような状況は日常でほぼなく、必要最低限の反応でいい訳です。

 

マインドフルネスを継続した人はこの偏桃体の反応が弱まったデータもあります。

 

そもそも、ストレス自体に良いも悪いもありません。上手くコントロールすれば生き方における「スパイス」ともなりえます。

 

その為には、自分の思考パターン、感情など身体に今何が起きているのか?を洞察しないといけません。

 

例えば嫌い、苦手な人と上手く仕事をやっていかないといけない場合。

 

関わる時に「あぁ、嫌だな・・・どうしたらいいかな」と心が不快な気持ちを抱くと身体も緊張状態になります。

 

緊張状態になると、思考が停止してしまったり、逆に状況を打破しようと多弁になったり

 

物事に冷静に対処することができませんよね?

 

これは無意識に頭に浮かんでくる言葉や記憶(これを自動思考といい、そのほとんどが過去の記憶や未来への不安)による強烈な「思い込み」が原因です。

 

「思い込まされてる」といった方が正しいでしょう。

 

逆に、緊張状態が解放されリラックスでいるとどうでしょうか。

 

マインドフルネスのワークはその「思い込み」から距離を取る為のエクササイズです。

 

具体的に申しますと、五感覚(見る、聞く、味わう、触れる)を磨き、自動思考状態から感覚優位状態にシフトさせていきます。

 

公園やお寺など自然を感じると頭がリフレッシュされ、前向きな気持ちになりませんか?

 

これは思考より五感覚が優位になるからです。

 

それだけ現代人は自動思考に翻弄されて、身体への関心が薄れてきているのです。

 

そしてマインドフルネスの効果としてはストレスコントロールだけでなく

 

・現状維持を脱し、未知なる自分に出会いたい

・感性を上げ、良好な人間関係を構築したい。

・注意、集中力を上げ「今」を感じたい。

・脳力をアップし仕事の生産性を上げたい。

・様々な囚われから解放され、自由に生きたい。

 

このような効果があります。